首が痛くても、「いつものこと」、「仕方がない」と思っていませんか？

• パソコン作業中やスマホ中に首が痛む。
• 腕や手にも痛みやしびれ、動かしにくさがある。
• 首の向きや腕の動きによって痛さが違う。

など、首の痛みは日常生活に大きな支障をきたしますね。首だけが痛いということ少なく、頭や肩、背中、腰、腕にも何らかの症状を感じる方は多いでしょう。頸椎は自律神経と深くかかわっているので、めまいや不眠など自律神経失調症を招くかもしれません。

「いつもの首痛・・・」と我慢したり、安易に市販の鎮痛剤に頼らず、原因を見極めて辛い首痛から解放されませんか？

首の痛みの原因を５つに分けてみましょう。

1. 筋肉の疲労（姿勢の悪さ）
2. 骨格のゆがみ
3. 加齢
4. 筋肉、神経などの損傷
5. ストレス

 １．筋肉の疲労（姿勢の悪さ）

首は頭の重みを常に支えており、姿勢が悪いと首から背中にかけて頭の重さ（成人で4～６kg）の数倍の負荷がかかります。

特に首の曲がる角度が大きくなる（うつむく）ごとに負荷が大きくなり、首の曲がる角度が15度になると12kg、30度で18kg、45度で22kg、60度では27kgの負荷がかかるという解析結果もあります。

猫背など首や背中の筋肉に負荷がかかり続けると、血管が圧迫されて痛み物質が生成されるために筋肉痛のような痛みを感じるようになります。さらに血行不良が続くと痛みが慢性化していきます。

首は重さを感じる力が鈍いため、日常の頭の重さを意識することはありません。良くない姿勢を続けていると知らず知らずの間に状態が悪化していくことが多いのです。

 ２．骨格のゆがみ

頸椎の正常なカーブ（前弯）が失われ、まっすぐな状態で固定化された状態をストレートネックと言います。

猫背やパソコ・スマホの長時間使用、高すぎる枕での睡眠などが原因です。ストレートネックには、「筋肉のこわばりによるもの」と「頸椎そのものが変形するもの」があります。

頚椎そのものの変形は、筋肉のこわばりが長く続いた結果、椎骨や椎間板に影響がでることで生じます。こうなると元に戻すことは困難です。

 ３．加齢

椎骨と椎骨の間の椎間板は加齢により水分量が減っていきます。椎間板の変性により、椎間が狭くなり神経を圧迫したり、骨棘ができたりして痛みが生じます。

 ４．何らかの病気やケガ

感染症や心筋梗塞、交通事故によるむち打ち症により首や肩の痛みが生じます。

 ５．精神的ストレス

精神的緊張が続くことで首肩の筋肉がかたくなり痛みを感じます。痛くなるまでコリに気が付かないことが多いようです。

また、気分が晴れず、趣味や楽しいことへの興味がなくなり、食欲や睡眠にも変化があり日常生活に支障がでている場合はうつ的な症状として肩や首の痛みを感じることがあります。

ここでは、一般的に呼ばれる病名・症状名について簡単に説明します。

• 首こり・肩こり
• 寝違え
• 外傷性頚部症候群
• 頚椎症

先述の通り、良くない姿勢を続けたり、精神的緊張が続いたりして首や肩の筋肉が硬くなり、血管が圧迫され、発痛物質が生じやすくなります。

首すじや首の付け根から肩・背中にかけての痛みや張り感、ひどいと頭痛や吐き気を生じることもあります。

起床時に首から肩にかけての痛みを生じます。通常は左右どちらか症状が見られ、頭を一定の方向へ動かしたときに痛む場合が多いですが、動かさなくてもズキズキ痛むこともあります。本来の首や背中のコリに加え、睡眠不足や寝る姿勢が原因です。

交通事故による首への衝撃のほか、尻もち、柔道やラグビーなどのスポーツによる人と人の激しい接触が原因で発症することもあります。

むち打ちは損傷程度により、主に以下の4種類に分類されます。

1. 頚椎捻挫型：比較的軽度のもので寝違えと似た症状がみられます。
2. 神経根型：頚椎の神経の根元にダメージがあり、肩や腕、指先にまで痛みやしびれがでやすいです。
3. 頚部交感神経症候群型（バレー・リュー症候群型）：頚部の自律神経および椎骨動脈が障害され、めまいや耳鳴り、発熱、動悸など自律神経系の症状を伴います。
4. 脊髄損傷型：脊髄を損傷したもので、手足のしびれや歩行障害、排便・排尿障害を発症することがあります。

頚椎症は加齢による椎間板や椎間円盤の変性・変形などが原因で骨棘と呼ばれるトゲが生じ、神経根を刺激することで痛みが生じます。

障害を受ける神経の部位によって、脊髄症と神経根症に分けられます。

脊髄症：大きくなった骨棘が脊柱管を通る脊髄を直接刺激し、首から下肢の広範囲に、左右両方しびれや痛み、脱力感などを生じます。重症の場合には歩行困難や排便排尿の障害を生じることがあります。

神経根症：一部の神経根が圧迫されることで首肩のコリや痛みの他に腕や指先のしびれ、痛み、脱力感などが生じます。重症の場合は麻痺がみられます。一般的には、片側のみ症状が現れます。

軟骨である椎間板が加齢によって張り出して、神経根を圧迫することで腕や手に痛みやしびれを起こします。症状は頚椎症性神経症と同じですからMRI画像でしか区別はつきません。）（神経根圧迫が骨棘か椎間板の出っ張りかの違い）

頸部の脊柱管がさまざまな原因（生まれ持った体質や加齢）で狭くなり、肩や首周りの筋肉のコリ、手のしびれや痛みを生じます。

左右とちらかの、後頭部や首にかけて、突然にズキズキする痛みや重くだるい痛みを感じます。原因は不明のことが多いですが、何かしらの急な強い刺激（頭をぶつけるなど）で生じることもあります。放置すると脳梗塞を起こす場合がありますから、MRIでの検査が必要になります。

大きくなった骨棘が脊柱管を通る脊髄を直接刺激し、首から下肢の広範囲に、左右両方しびれや痛み、脱力感などを生じます。重症の場合には歩行困難や排便排尿の障害を生じることがあります。

突然に左肩や喉に強い痛みや圧迫感が15分以上続きます。他に動悸、息切れ、めまい、不安感、脱力感なども生じます。

緊急性を感じたら、ためらわず救急車を呼んでください。

首の痛みでお困りのほとんどの方が、痛み止めなどの対処療法に頼っているか、もみほぐしやマッサージ、接骨院などの電気治療やストレッチなど、その場しのぎの一時的な対応しかしていないのです。その上、首の痛みの原因は多岐に渡るため、間違った治療法によって悪化する恐れも多いです。

例えば、痛みが強いからといって痛み止めばかり飲んでも根本的な原因を解決には繋がりません。痛み止めを長期に服用することで、胃腸の調子を崩したり不眠になることは、副作用の項目を読めばわかります。

こうした対処では、根本的な解決にはならず、自律神経のバランスなどを崩してしまう恐れもあります。

加えて、強いもみほぐし、マッサージ、ストレッチも同じように根本的な解決になりません。こうした治療はある程度症状が収まってから行います。痛みがピークの時に患部に刺激を与えすぎると、かえって悪化する恐れがあります。

また、重度の頸椎症になった場合など、手術で神経の圧迫を取り除く必要があるので、素人判断での対処法は速やかに止めるようにしてください。 

では、首の痛みを根本的に解決するとは、どういったことなのでしょうか。

頚椎症のような加齢による椎間板の変性を若い頃のように戻すことはできませんが、全身のバランスを整えていくことで痛みや不快感を改善できます。

体全体のバランスはとても繊細に成り立っています。木を積み上げるバランスのゲームを想像してみてください。強い刺激をいれてしまうと余計に崩れてしまいます。だからこそ、強いもみほぐしやマッサージではなく、繊細な施術が必要となるのです。

痛みが強い場合こそ、患部には触れず、患部から遠い四肢から慎重に・繊細に・丁寧に施術します。

そして、全身を施術することで首ではない根本原因が見つかることがあり、回復が劇的に高まります。

また、お一人おひとりに合った生活動作や簡単にできるセルフケアをお伝えします。

 ただし、症状が強く出て日常生活に支障のある方は、速やかに病院を受診しましょう。首の症状を侮ってはいけません。進行状況によっては手術が必要になることもあるため、注意してください。

Ｑ．いつ頃からの、どのような症状で来院されましたか？

Ａ．２日前から首と頭の痛み

 Ｑ．当院に来るまで、どのような治療を、どれぐらいの期間され、どのくらいの効果がありましたか？

 Ａ．鍼灸、接骨院に週２回、３年ほど通いました。施術後すぐ元に戻ってしまう。

 Ｑ．当院の施術を受けてみてどう改善されましたか？

 Ａ．すごく体がゆるみました。全体のゆがみを調整していただき、頭もすっきりしました。

 Ｑ．あなたと同じように悩んでいる方へアドバイスをお願いします！

 Ａ．ハードな整体と違い、やさしいタッチなのでどなたでも受けやすいと思います。